トレードには、買うばかりではなく、売りから入る、空売りという手法もある。この空売りがあるからこそ、相場が活気づくことが多いのであるが、空売りについて知らない人も多く、さらには、たとえ空売りを知っていても、空売りは怖いというイメージがあるせいか、実際に空売りをしたことがない人も多い。そこで、空売りについて勉強したい時、どの本を読めばよいのか、私なりにまとめてみることにする。
書名 | 著者 | 出版社 | 出版年 | 備考 |
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世界一安全な株のカラ売り | 相場師朗 | ぱる出版 | 2019年 | 株、空売り |
オニールの空売り練習帖 | ウィリアム・J・オニール、ギル・モラレス 著、鈴木一之 監修、西村嘉洋 訳 | パンローリング | 2005年 | 株、空売り |
空売りに特化した本というのは、意外と少ないが、これは空売りをする初心者がほとんどいないことと無関係ではないだろう。
空売りは、そもそも信用取引ができないと無理であるし、「買いは家まで売りは命まで」と言われるように、空売りによる損失は青天井であるためか、空売りは怖いというイメージがあり、空売りをする個人投資家というのは、意外と少ないのかもしれない。そのため、空売りに関する本を出版したとしても、あまり売れないことも空売りに特化した本が少ない理由の1つであろう。
こういう状況において、空売りに関して言及されている本としては、上で紹介した本以外にも、うねり取りのおすすめ本のところで紹介している本も空売りに関して詳しく書いており、一読に値する。そもそもうねり取りとは、空売りも普通に使うからである。空売りを勉強するのであれば、ぜひうねり取りの各本も読んでみるのがよい。