トレード手法の1つにうねり取りという手法がありますが、その手法についてトレード初心者にも分かりやすく、とても丁寧に解説をしてくれているのが次の本です。

「株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業」
相場師朗、ぱる出版、2016年

うねり取りといっても、うねり取りをしている人ごとに株価のうねりの取り方は様々で、この本でのうねり取りの方法はその中の1つと言えます。

伝統的なうねり取りの本では、移動平均線の話は出てきませんが、この本でのうねり取りは移動平均線を積極的に利用してうねり取りを行うものです。

移動平均線は、現在から過去を振り返って眺めると、とてもよく機能しているように見えますが、基本的には現在の株価に遅れて動くため、その利用については人それぞれに思うことがあろうかと思います。しかし、このような移動平均線を活用したうねり取りもとても面白くあり、この方面のさらなる研究に期待したいところです。

この本でのうねり取りを一言で言うならば、現代版うねり取りとも言えるもので、うねり取りに関心があるならば、ぜひ一読をおすすめしたい1冊です。